~劇団竹蜻蛉の面々が綴る、一言だったり公演紹介だったりする雑記帳~
|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
こんにちは。もう4月も終わりに近づき、GWという長期休みが迫ってまいりました。この休みを経て、真面目な学生たちの多くが大学生活の闇を知っていくのです……
はい、そんな感じで、第三回のインタビュー記事です。今回は、竹とんメンバーきっての不思議ポジ、僕にとっては学類の同期でもある森レイさんのインタビューになります!!
印部「それでは、第三回インタビューを始めていきたいと思います。」
森「はい。」
印部「えっとそうですね、じゃあ名前ニックネーム学類は?」
森「森レイといいます。あだ名は……特にないんじゃないかな。学類は人文学類。」
印部「僕と一緒ですね。」
森「そうですね、はい。」
印部「いやね、前回インタビューしたともにゃんと僕と森とが人文学類プラス同じクラスというね。」
森「3クラね。」
印部「面白いよね。そうそう、森君って面白い名前だよね。いつも突っ込まれるでしょ初対面とかで。」
森「そうですね。」
印部「今回公演での役職はなんでしょう?」
森「小道具。」
印部「小道具、いいですね。もう森君は小道具のスペシャリストですよね。」
森「(笑)」
印部「小道具ってどんな仕事をするのでしょうか。」
森「えっと、まぁ小道具を集めるんですけど、えっとまぁ舞美がなんか大工みたいな仕事をしてるとするなら、小道具は工作みたいな仕事です。」
印部「なるほどね。」
森「あるいはなんか、小さな小物を集めたり、そんな程度の仕事です。」
印部「ちなみに、依然お聞きして面白かったのですが、大道具と小道具の違いというか、定義の違いというか。」
森「あーなんかその定義によると、手に持つものは小道具で、持たないものは大道具問う話ですけど、そうすると自分の仕事が多くなるのでいやです。」
印部「(笑)なるほどね。てかえっとそれ森君の作った定義じゃないんだ。」
森「なんかどっかの劇団の資料読んだ時に書いてあった。」
印部「勉強になりますね。では今回公演での意気込みを教えていただきましょう。」
森「意気込みね。意気込みですか。えーっと、まあでも小道具が変に意気込んでも、別になんというか……なんですかね。」
印部「いやいやいやいいと思いますよ。今回小道具結構力入ってますからね。」
森「んーまぁ……」
印部「(笑)答えに窮するよね。」
森「まぁそうですね……そうですね、細部に神は宿るといいますし、まぁ神宿らせますよ。」
印部「かっこいい(笑)いただきました(笑)では次の質問。あなたにとっての竹蜻蛉はなんでしょう?」
森「竹蜻蛉ですか。あー……」
シンキングタイム
森「竹蜻蛉ねぇ。竹蜻蛉とは・・・・・・?いやぁ、あの・・・・・・」
シンキングタイム
森「あの、設問の立て方が間違ってるんじゃないかな。」
印部「お??なんで???じゃあどう聞けばいい?」
森「ん―どう聞けばいいかって聞かれるとちょっと困るけど、まずその質問がなんていうか、ほらだからあるでしょ、哲学で、それは偽物の質問だみたいな。」
印部「ほうほう、まぁ。」
森「なんかウィトゲンシュタインが言ってた気がするけど……ちょっと思い出せないからいいや。」
印部「じゃあそれについてはちょっと後で。」
森「そう、問いの立て方が間違ってるんだよ。」
印部「なるほどね。」
森「きっと(笑)たぶん自分が答えられないのは、問いの立て方が間違ってるからじゃないかなって思うんだよね。」
印部「なんだずるいな(笑)」
森「竹蜻蛉とは何かっていう風な、そもそも竹蜻蛉とはまず存在するのであって、その、あらかじめ竹蜻蛉のなんていうか、竹蜻蛉とは○○というような竹蜻蛉の本質とかその、竹蜻蛉の性質というのはまず存在しないんだよ。」
印部「なるほどね。」
森「そういうものは竹蜻蛉のみんなで作るものじゃないか。」
印部「(笑)」
森「だからそういうものをまず先に聞いてしまったらそれはあれじゃないですか、まず竹蜻蛉は存在するんですよ。」
印部「そうですね、えっとでは、みんなが作るからこそその竹蜻蛉というものが存在している。」
森「だから竹蜻蛉というのは空間であって、メンバーであって、場所に過ぎないんですよ。」
印部「なるほどね。じゃあ質問を変えましょう、そのメンバーであり場所でありまぁその概念である竹蜻蛉とあなたが認識しているものを、あなたはどのように認識していますか?」
森「いやぁなんですか、住めば都ですね。」
印部「ありがとうございます(笑)満足しました。じゃあ最後に、リレー形式の質問ですけど、えっとそうですね、演劇を始めたきっかけ、理由とか動機とかってどうでしょうか。」
森「えっとなんだっけなぁ……動機なんだっけ、なんか演劇をしたいと思って。」
印部「なぜ。」
森「それが、うん。なんでだろうね。そういうあの、そういうなになにをしたいというのは、結局のところ、したいという意志のところは、そのそれ以上底はないんじゃないかな。根拠はないんじゃないかな。なんかしたいと思って。」
印部「いやでもさほら、そういう理由のない、オリジナルな?源流もあるかもしれないけど、なんていうんだろ、なになに、だからなになにって言う大まかな自分の思考の因果関係とかさ、その流れてきた源流がどこかにあるわけじゃないですか。だからその、演劇がしたいと自分に自発的に思わせた何かがきっとその前にあるわけでしょ、原因という形で。それってなんだろう?」
森「えー……あー、質料因は、そうすると、私の演劇をする質料因は、演劇をできるほど健康であったという、この一言に尽きますね。」
※質料因とは:
つまり、事物の構成要素のこととここではご理解ください。詳細は下記
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E8%AA%AC
印部「演劇をできるほど健康であった。なるほどね。」
森「そうです(笑)」
印部、森「(笑)」
印部「おもしろいね、後々そこについても言及したいところだけど、インタビューなんでとりあえずここらで切っていきましょうか。さて、では次の人への質問、何がいいですかね。」
森「なに質問したらいいかな。えっとじゃあ、あなたは演劇を通して、演劇をすることによって、いかなる結末を迎えるか、いかなる目的に向かっているのか。」
印部「つまりなぜ演劇をするかですね。」
森「そんな感じですね。」
印部「じゃあ今回公演よろしくお願いします。」
森「お願いします。」
以上森レイさんのインタビューでした。